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中野 隆次(なかの たかじ)

1944年大阪府生まれ

(株)中野鉄工所代表取締役社長

学歴
近畿大学理工学部2部機械工学科卒業
講演可能地域
全国
主な講演テーマ
「競争に負けない技術開発とは~世界初!自転車用タイヤ自動空気補給装置の開発」
「奇跡を起こしたナニワの町工場の世界的大発明」
「世界初を生み出す発想力~世間をアッといわせた“空気入れ”のいらないタイヤ」
「なにわのエジソン!常識を変えた町工場の大発明」
「不況日本を救え!ナニワの町工場のモノづくり」
「知恵を絞りに絞って、他社の追従を断じて許さない付加価値のある製品開発を!」
経歴
昭和37年に大阪府立堺工業高校機械科を卒業と同時に、先代の中野鉄工所から独立した農機具メーカーの下請け加工部門の別会社を創設し責任者として従事。翌年には近畿大学に入学。昭和42年に(株)中野鉄工所入社。昭和50年に取締役工場長就任。昭和59年に専務取締役、昭和62年に代表取締役社長就任。
中野鉄工所は自転車をこぐとタイヤの空気を自動的に補充する「エアーハブ」など自転車部品製造の分野では珍しい自転車用ハブの専業メーカー。昭和22年(1947)7月、大阪府堺市にて開業。翌23年に中野鉄工所として創業、自転車用ハブ専門に製造販売を行う。昭和28年には、鍍金設備及び鍛造設備を増設。翌29年に株式会社中野鉄工所を設立、自転車用ハブの一貫生産ラインを実現。この時のノウハウを元に、昭和35年からは一部工作機械、内燃機械及び同部品の生産も開始。昭和37年5月、自転車用ハブの製造販売においてJIS(日本工業規格)表示認定工場となる。昭和50年に工場を大阪府美原町に移転。これに伴い、自転車ハブ製造のFA化を推進し、遂に無人化ラインを完成、業界の注目を浴びる。昭和59年には、美原工場もJIS表示認定工場となる。平成14年には、車輪が回転するだけでタイヤの空気圧を常に一定に保つことができる画期的な製品“自転車用タイヤ自動空気補充装置:製品名「エアーハブ 」”を開発。国内外の自転車業界から大きな注目を集めた。18カ国の海外特許を取得。「首の皮一枚」でつながっていた崖っぷちの町工場を起死回生の開発で見事に再生させた。「知恵を絞りに絞って、他社の追従を断じて許さない付加価値のある製品開発を!」の経営方針が国内外から注目を集めている。成熟産業といわれる自転車業界にあり、枯れた技術の集積と思われていた自転車の常識をうち破ったエアーハブの発明。自転車をこぎながら空気を入れるというエアーハブ誕生のきっかけは、応接室での雑談だった。逆転の発想が町工場を救っただけでなく、モノづくりには限界がないことを世界にアピールした。

 

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